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2006年06月01日

●ラトル/ストラヴィンスキー「火の鳥」

ストラヴィンスキーはあまり聴かない作曲家なのだが、なぜか「ペトルーシュカ」だけは中学生の頃、聴きに行ったことがあって、パラフレーズな部分が印象的だったのと、時間を忘れて聴いていて、気がついたら終わっていたという思い出があるぐらい。
ストラヴィンスキーの日と聞いて、何を書こうかなあ、と思っていたら、先日BSで放映されていたサイモン・ラトルがベルリンフィルを振った「火の鳥(1910)」を思い出した。2005年のベルリンフィルヨーロッパコンサートの模様で、ハンガリー国立歌劇場での録画。
早速聞き直してみると(見直してみると)、これ、凄いじゃん、みたいな、感動。ラトルって、こんなに格好良く、あるいはスタイル良く演奏するんだ、と改めて思い知った(思い知らされた)次第。ラトル自体はベルリンフィルの監督就任後の各種映像でいろいろと驚かされていたのだが、また驚かされた感じ。
こう、なんというか、シャープでいて優美でいて、グルーヴしていて、みたいな…。クライバーに匹敵するグルーヴ感だよなあ、みたいな…。というか、一言で言うとカッコイイ。
ベルリンフィルも上手いから、ラトルの指揮に良く反応していて、これだったら、日本に来たときに5万円払ってでも聴きに行く価値はあるかもしれんなあ、と思うのだった。
というか、最近では、同じ7千円払うならば、コンサートに行くよりも、ラトルやクライバーのCD3枚買った方がお得じゃないの、って、思うようになってきたのであった。
ストラヴィンスキーの日の記事なのに、なんだか脱線してしまったが、この「火の鳥」も名演の一つに数え上げられるんだろうなあ。
おそらくDVDで発売されると思うから、是非聞いてみて頂きたい、といった感じ。

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コメント

ストラヴィンスキーご参加ありがとうございました。私もコンサートいくより・・の口です。
逆にたまには生を聴かなきゃと思っております。

garjyu

こんばんは
「勝手にストラヴィンスキーの日」では「春の祭典」と「交響曲」で参加したものです。

ラトルの「火の鳥」みる機会あったらチェックします。ありがとうございます。

>garjyuさん
ですよね…。CDなら時を選ばず聞けますし…。

>ダンベルドアさん
機会があったら見てみて下さい。僕もドラティの春の祭典チェックしてみます。短2度ですか…。おもしろそうですね。その視点でも聴いてみますね。

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