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2007年12月13日

●MT4に戻りました。

Museum::ShushiはFC2に移って一年あまりになりましたが、またMTにもどってきました。今度はCoreserverでの運用になります。大変申し訳ありませんが、以下の通りとなります。よろしくお願い致します。

Museum::Shushi の 新アドレス http://shuk.s6.coreserver.jp/MS/
Museum::Shushi bis の新アドレス http://shuk.s6.coreserver.jp/MSB/ 以上となります。

2006年08月15日

●ブリテン/ブリテン「戦争レクイエム」

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第二次大戦の主要参戦国出身者が集められた演奏。作曲者ブリテン会心の演奏だったとのこと。
演奏自体は遅いテンポで歌い上げていく感じ。ガリーナ・ヴィシュネフスカヤの美しい声。ディースカウの存在感際だつ声。

この曲を初めて聴いたのは中学生の頃。たしかハイティンク指揮の演奏で、カセットテープに録って何度も聞いた。そのうち、この曲の真の意味はともかくとして、この曲の持つ独特の美しさ、それはイングランド北部の荒涼とした高知地帯の中を敢然としてさまよう巡礼者になったかのような宗教的恍惚感のようなものを感じて、ああ、この曲さえあれば山奥に庵を結んで一人で暮らすのも悪くないなあ、と思ったことを覚えている。おそらくは無人島に持って行きたいCDの一枚になるだろう、と。

あれから数十年たってあらためてこの曲と向き合うと、あのころの思っていたことをいろいろと思い出すのであった。こんなはずじゃなかった、あんなはずじゃなかった、と。政治も(戦争も)そういうもので、あんなはずじゃなかった、こんなはずじゃなかった、という出来事が積み重なって開戦へと至るのである。一つ一つの偶然のつながりがいつしか必然となって厳然と立ちはだかるのである。

総指揮:ベンジャミン・ブリテン(作曲者)…イギリス

ガリーナ・ヴィシュネフスカヤ(ソプラノ)…ソ連
ピーター・ピアーズ(テノール)…イギリス
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)…ドイツ
→欧州戦線主要国出身者が参加。作曲者の希望による。

管弦楽:ロンドン交響楽団

2006年08月06日

●チェリビダッケ/ラヴェル「ダフニストクロエ」他

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暑い夏の昼下がり、チェリビダッケのラヴェルを聴いてみる。

重い蓋を開けるように始まるダフニスとクロエ第二組曲は少しもたっているかな、という印象。しかし爆発的なクレッシェンドは健在。クープランの墓はゆっくりとしたテンポだが結構いける。ラ・ヴァルスは良い感じにグルーヴしている。これこそ失われたウィーンのワルツだね、という感じ。チェリビダッケ自身も相当ノッているようで、随所にかけ声がきこえるほど。

2006年08月01日

●ラトル/ドビュッシー交響詩「海」他



ラトルのドビュッシー。特に「海」なんだが、この演奏も凄かった。さすがはラトルとベルリンフィルのコンビ。トラック1の5分50秒近辺で、弦楽器の一糸乱れぬ動きが完璧なまでに海の情景を想起させるのには身震いするほど。ベルリンフィルも本当に上手くて脱帽である。

ラトルを戴くベルリンフィルはほとんど無敵に近いまでの美しさを身にまとうらしい。それが「海」の演奏でも最大限に発揮されている。この美しさはカラヤンのベルリンフィルとは違う。カラヤンのベルリンフィルの美しさが静の美しさであるとすれば、ラトルのそれは動の美しさであると思われるのである。というのも、カラヤンは総譜それ自体の美しさを表出させるが、ラトルは総譜を素材にしてそこから引き出すことのできる最大限の解釈を表出させるようにきこえるのである。それはアコーギグやデュナミークの豊かさから感じるのだと思うし、底流する確固たるグルーヴ感がそれを支えていると思うのである。いずれにせよ、ラトル盤の多くはきわめて魅力的であり、この「海」の演奏においてもその期待を裏切らない。

※ラトルに裏切られたことがないといえば、嘘になるのであって、最近とある盤では残念ながら期待に届かない演奏だったという経験もある。

というわけで、このCDは☆☆☆特薦ということにしたいと思う。

2006年07月31日

●バーンスタイン/マーラー交響曲第8番「一千人の交響曲」



先日聴いたバーンスタインの一千人の交響曲。今度は同じメンバーが別の日にライブ録画した映像をDVDで観てみる。

映像を見て、認識を新たにしたのがソプラノのエッダ・モーザーのすばらしさ。高音域の美しさには本当に心を打たれる。それからヘルマン・プライの第二部での独唱も実にすばらしい。声質、声量ともになにも言うことはない。それから、CDではきわめて残念だったパイプオルガンの音量もこちらは十分で安心。

この録画、気がつくと1975年で、もう31年前の映像であることにあらためて驚く。そういう意味では、1975年の31年前といえば1944年でまだ戦時中だなあ、みたいな変な感興も起こってくる。バーンスタインも本当に元気で、指揮台の上で飛び跳ねていた。みんな若いわけである。

(ちなみに、エッダ・モーザーが歌う「魔笛」の音声が、ボイジャー1号、2号に積載されたレコードに収録されているらしい。)

2006年07月30日

●司馬遼太郎「功名が辻」

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今年の大河ドラマの原作。先が気になるので読んでみたのだが、これはドラマよりも滅法面白い。というより、ドラマがどれだけ原作を改鼠しているのかがわかって、逆にドラマを観ることに興ざめしてきたぐらい。描かれている織豊政権の成立から徳川政権への移行期についてのストーリーは小学校の頃から嫌と言うほどなぞり続けてきたのだが、山内一豊という人物の視点に立ってみるとまた違った趣で見えてくるから面白い。つとに小山評定における山内の挿話などは知ってはいたものの子細については知るに及ばなかったので実に興味深かい。通勤の友としては実にちょうど良い本であった。

2006年07月29日

●ハウルの動く城(2004)



やっとテレビ放映されたのでついつい見てしまう。もちろんジブリ映画をはじめて見たときの鮮烈な衝撃はないのだが、見知った街に久々に訪れたときのような懐かしさ、あるいはお気に入りの映画のお気に入りの俳優たちが全く新しい映画に登場したのを見たときの新しい感動に似た強い感興を覚えるのであった。

端々に現れる過去のジブリ映画のフラグメントが、そうした感興を引き起こす(おそらくは「ラピュタ」にその多くを負っていると思うのだけれど)。主人公が老けたり若返ったりする微妙な描写が実に上手く面白い。航空機の発達したパラレルな世界も相変わらず魅力的。