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2006年07月18日

●カラヤン / プッチーニ「トゥーランドット」



遅くればせながら、私にとってのベストオブカラヤンといえば、このCDになってしまう。

カラヤン盤はベートーヴェンからオルフまであまた聴いたが、どうもすっきりしすぎていて、あるいは美しすぎて、あるいはけちの付けようが無くて、面白みがないと思うときがある。だが、このトゥーランドットは、すっきりと美しくけちが付けようがないのである!

矛盾しているようだが、ことにプッチーニをカラヤンが振るとプッチーニの音楽の美しさが際だってくるのだ。不思議なことに。

他の指揮者のプッチーニでももちろん良い。たとえば、僕はウルフ・シルマーの振ったボエームをテレビで見たことがあるが、すばらしい演奏だったと思う。

しかしながら、カラヤンの美的センスは、F1マシンを巧みに操るドライバーのごとく、プッチーニのスコアの上を流麗に走るのである!それは誰をも追随することができない領域に達している!

特に、トゥーランドットのギラギラとした豪華さにおいては、カラヤンの棒さばきがぴったりとくる。第一幕の導入からしてその絢爛さには驚かされる。その後の流れには全く隙がない。歌手の人選もばっちり。ドミンゴのカラフには惚れ行ってしまう。

第二幕の幕間劇的ピンポンパンの三人の大臣のところも良い感じだし、終幕部分の迫力といったら!ハリウッド音楽のそれを全く凌駕しているのは間違いない。第三幕の「誰も寝てはならぬ」は絶品で聴くたびにあまりに美しくて涙が出そうになる。

というわけで、このCDをベストオブカラヤンに選ばせて頂く

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コメント

勝手にカラヤンの日ご参加ありがとうございます。
私、このCDバーゲンで手に入れたきり未開封です。何時あけようか、何時聴こうか・・。
聴くなら一気に聴きたいですね。

garjyu

こんにちは。ご参加、ありがとうございます。

この演奏、LPで発売された時に、即効で購入しましたね。今でもとってあります、LPのボックスを。

最後の盛り上がりまで、聴かせてくれる演奏でした。懐かしい思い出が蘇りました。ありがとうございます(^^♪

私の「カラヤンの日」エントリをTBさせていただきます。

次回は8月1日に「ドビュッシーの日」ですので、もし宜しかったら、またご参加下さいね。

garjyuさん、miwaplanさん、コメントありがとうございます。

ドビュッシーの日も楽しみですね。また参加します。

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