まずは、謹賀新年。今年もよろしくお願いします。

体調を崩してからというものの、とんと新宿に行くことも少なくなり、タワーレコードからも足が遠のいていたのだが、この年末に本当に久しぶりにタワーレコードに向かう。9Fのジャズ・クラシック売り場も遠く感じるような有様。でも、今日は楽しみがあった。ブレッカーの新譜が3枚ほど出ていることを知っていたからである。遅きに失した感もあるが早速購入。その3枚のうちの1枚がこの「サムスカンクファンク」である。
あまりに有名なブレッカーブラザーズの名曲をタイトルに冠したこのアルバムジャケットを見ると見慣れたロゴが。WDRというロゴである。WDRとは、West Deutsche Rundfunkの略称である。つまり、西ドイツ放送協会の略で、ケルンにある放送局なのである。WDRは交響楽団も擁している。西ドイツ放送交響楽団であり、あの巨匠ギュンター・ヴァントがブルックナーの名演を数多く残したオーケストラなのである。WDRがビッグバンドまで擁していたとは知らなかった。ちなみにウェブサイトはこちらである。
名曲「サムスカンクファンク」や「スポンジ」がビックバンド付きで演奏されているアルバム。ベースはウィル・リー、ドラムはピーター・アースキン、キーボードはジム・ベアードと来れば、垂涎ものである。
そしてその期待は裏切られることなく、年末年始の僕を楽しませてくれた。ビックバンドの分厚いホーンセクションに裏打ちされたサムスカンクファンクの旋律は、まるで攻城杭のように圧倒的な破壊力を持つのであるし、重騎兵のような機動力を持つのであった。マイケル・ブレッカーのソロは言わずもがなすばらしい。僕は、こういうマイケルのソロが一番好きなのである。ストレート・アヘッドなジャズとはひと味違う奔放さと緻密さの同居するソロは、アドレナリンの分泌を促すに足りないことはない。
というわけで、未聴の方々には是非聴いて頂きたいアルバムなのであると思ったのであった。
次回は、ヨアヒム・キューンのアルバムに参加しているマイケル・ブレッカーについて書いてみたいと思う。