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2006年07月29日

●ハウルの動く城(2004)



やっとテレビ放映されたのでついつい見てしまう。もちろんジブリ映画をはじめて見たときの鮮烈な衝撃はないのだが、見知った街に久々に訪れたときのような懐かしさ、あるいはお気に入りの映画のお気に入りの俳優たちが全く新しい映画に登場したのを見たときの新しい感動に似た強い感興を覚えるのであった。

端々に現れる過去のジブリ映画のフラグメントが、そうした感興を引き起こす(おそらくは「ラピュタ」にその多くを負っていると思うのだけれど)。主人公が老けたり若返ったりする微妙な描写が実に上手く面白い。航空機の発達したパラレルな世界も相変わらず魅力的。

2006年07月25日

●ブッシュ・ド・ノエル(1999)

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久々にフランス映画を観る。フランスらしい不倫めいた恋愛告白物語とでも言おうか。クリスマスまでの数日間、ある音楽家の家族をめぐる恋愛模様を描いている。不倫めいた、というのは、皆が皆離婚していたり、愛人を持っていたりするから。しかし、そこには陰鬱な暗さなどは全くないのである。むしろ、ユーモアを交えて描き出される。あるいはこれがフランス流のエスプリとでも言うのだろうか?おそらくは冬の長い夜に少し強めの蒸留酒などをチビリとのみながら一人で安楽椅子に腰掛けてゆっくりと観たいなあ、という映画。

2005年07月03日

●スターウォーズ デジタルリマスター版

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本当に久々に映画を見る。半年ぶりぐらいじゃないだろうか?
それもスターウォーズエピソード4のデジタルリマスター版。中学生の頃何度も見返したあの映像にいろいろな手が加わっていて実におもしろかった。C3-POの反射光は実にうつくしいし、タトゥイーンの動物なんて、70年代には作れない映像だ。でも、ここまでくると、ほとんど作り手の趣味の世界になっているような気もした。ちなみに、テレビ朝日で7月3日に見たので、若干カットされたバージョンかもしれない。

2004年10月17日

●パッチ・アダムス(1998)

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自殺未遂で精神病院に入ったパッチ。そこで患者と接するうちに、医者となって患者を助けたい、と決心する。退院して医学部へ入学優秀な成績で学業こなす(このあたりが映画の不自然なところで少し興ざめではあるが)。患者とのふれあいや同級生との恋、無保険者のための診療所開設、などなど。しかしながら、その常軌を逸した活動は、学部長の逆鱗に触れる。退学の憂き目にあうのだが、無事卒業することができるだろうか?

何かに疲れてホッとしたい向きにはおすすめ。罪のない映画で、元気も出るでしょう。僕はこういう映画は嫌いではありません。でも、勉強せずとも学業優秀というあたりにリアリティがなさすぎる気がします。そこが気になるととたんに元気がなくなります…。

2004年09月12日

●2001年宇宙の旅(1968)

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BSで放映されていたので見てみましたが、1968年(というから、メキシコオリンピックの年で、戦後23年後)としては驚異的な完成度と感性だなあ、と思います。その後のSF映画や漫画、小説に大きな影響を残しているのがよくわかります。ガンダムとか、ドラえもんとか、スターウォーズとか。

ヒトの昔話を聞くのはあまり気持ちがいいものではないとは思いますがあえて。小学校6年生の時に地元の図書館でこの映画を始めてみました。最初の猿の場面はともかくとして、その後、美しく青きドナウと宇宙船が出てきたところでぶったまげましたね。この組み合わせはなんだ、と。そしてそれがよくあっている。ガラガラの船内(あんなに乗客が少なくて採算とれるんですかね?)で、映画を見ながら眠っているフロイド博士って、いいなあ、と。あの宇宙船が宇宙ステーションの回転に同期しながら進入していくシーンは絶品ですね。

そして、月へ向かう宇宙船もガラガラ。これはクラヴィウス基地が情報統制下にあるから納得がいくのですが、なぜかもうひとり女性客がいる。そして見ている映画が柔道映画というのも意味もなくマニアックで面白い。

宇宙は予想されていたように開発は進んでいませんし、映画ほど人類は進歩していないわけです。宇宙開発はあえてストップされている感も否めません。冷戦が故に、といったところだとは思うのですが、真実のほどはわかりませんね…。

2004年08月28日

●プロヴァンスの恋(1995)

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ジュリエット・ビノシュ主演。イタリアからの亡命騎兵大佐アンジェロと、侯爵夫人ポーリーヌとのプラトニックな恋愛模様。部隊はプロヴァンスで、おりしもコレラの流行に見舞われていました。街は軍隊によって封鎖されていますが、アンジェロとポーリーヌは封鎖を破りポーリーヌの領地を目指します。

コレラの蔓延に恐怖を覚える人々が痛ましくてなりません。これはどこにでも見られるものです。カミユの「ペスト」も思い出しますし、つい先だってのO157、狂牛病、SARS、鳥インフルエンザしかり。人間は理性的な動物であるといわれますが、そうあれればいいのに、とおもいます。

プロヴァンスの美しい風景が心にしみこみます。二人の恋愛は、「プラトニック」と言われているように、表だったものとまではいきません。抑制された感情の美しさです。

ビノシュは美しいのですが、髪型がちょっと似合っていなかったかも知れませんね。「ショコラ」で見ることのできた、妖しげな美しさのようなものが見られなかったのが残念でした。

2004年08月15日

●理想の結婚(1999)

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オスカー・ワイルド原作の「理想の結婚」がBSで放映されていたので見てみましたが、これは本当に面白い。ケイト・ブランシェットのイギリス上流婦人の演じ方もすごい。イギリスっぽい発音がリアルです。ジュリアン・ムーアの演技も本当に。妖しい魅力を醸し出しながら、涼しい顔をして優雅に脅しをかける場面なんて言うのは、なかなかできるものじゃありません。ストーリもよくできていて、最後まで油断できませんでした。
(★★★★★)