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2004年03月24日

●トールキン 「指輪物語 二つの塔」

指輪物語第二部「二つの塔」を読む。
昔読んだときに感じた「読みにくさ」を全く感じなくなった。しかし、なぜ読みにくいと思ったのだろうか?

翻訳の具合

英語を、若干無理をしてまでも日本語に訳している。





日本語版小説映画
野伏レンジャー
じゅうオリファント

※J.R.R.トールキン(瀬田貞二 訳)『二つの塔』評論社文庫、1977
なぜ、オリファントが「じゅう」なのだろう?エレファント=「ぞう」からの連想なのだと思うのだが。このセンス、15年前には馴染めなかったが、今は逆に感嘆してしまう。

サムの言葉遣い
サムの言葉遣い。「〜だよ」、「おらは〜」、「〜ですだ」的な、田舎風情、使用人風情の言葉遣いが当時は実に読みにくかった。でも、今は味わいの一つとして受容できる。
挿絵の具合
挿絵は、今見てみると、味わい深いものだ。しかし、映画を見た前と後とでは挿絵の意味が変わってくる。また、風景のイメージが全くわからなかったのだが、映画を見てやっと映像化できた感じだ。

2004年03月16日

●トールキン「指輪物語 旅の仲間」

なんと、こともあろうに、映画に触発されたわけでもないが、かといって映画によるところであることを否定できるわけでもないが、この大河小説を読み始めてしまった。「失われた時を求めて」もまだ半分をすぎたところだし、辻先生の「パリの手記」もやっと後半にさしかかったところだというのに。
これで3度目なのだけれど、今回はこれまでと印象が全く違う。映像を見てしまったと言うこともあるだろうけれど、まず理解できる範囲が格段に広がっている気がする。それだけ読書力とやらが増したと言うことなのだろうか?そう信じたいものだ。
小説のフロドは映画のフロドと違い、冷静であり、老成しているともいえる。齢50の中年の男なのだから。子供っぽく見られるのは、ただ小人であるからという理由だけかもしれない。そういう意味で言うと、映画のメリーもピピンも実に子供っぽい。小説の二人はもっと逞しく勇猛だった気がする。
さあて、もう王の帰還上巻を半分も読んでしまった。一日で、である。それも120分ぐらいで。もちろん、昭和60年に購入した版だから、現在売られている白表紙の版ではない。6ポイント程度(?)の小さな文字の版だ。本の匂いは古本屋のそれである。映画の世界をさらに深めた小説の指輪物語をもう一度楽しむことができるだろうか??

2004年03月14日

●ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還

cover


いよいよ最終クール。アカデミー賞11部門受賞。まさに映画史上に輝く金字塔!ロード・オブ・ザ・リング王の帰還を見に行く。
といっても、アカデミー賞を11部門取った割には東京での上映は一昨日をもって激減してしまった。池袋、新宿、銀座で一件ずつ?油断しているともう見られなくなってしまう。あわてて今日行くことにする。きっと込んでいるだろうね、と相談して、銀座で朝の7時30分からの回を見ることに。昨日も帰りが遅かったのだけれど、今日は今日で5時台に家を出て、銀座に向かうことになってしまった。映画館には7時10分過ぎについたのだけれど、もう8割がた席が埋まっていて、驚く。席はなんとか良さそうな席を確保でき、やっぱり、早起きは三文の得だね、ということに。

肝心な映画の中身だが、映像の美しさ、スケールの大きさがすばらしい。戦闘シーンは確かにものすごくて、固唾を飲むどころか、飲むのも忘れて、気がつければ口の中がカラカラになっていた。これで映画は終わってしまったけれど、きっと周辺知識を深めていったり、本を読み直したりするともっともっと楽しいのだろう。しかし、尊敬すべきはトールキンやピーター・ジャクソンの創造する力だ。その精神力は尊敬に値するだろう。これだけの大きな世界を作った人間は、それだけで大いに賞賛されるべきだ。
(★★★★★)