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2003年09月28日

リヒャルトシュトラウス 楽劇「ばらの騎士」

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数年前にBSで放送されたリヒャルト・シュトラウス「ばらの騎士」を見る。指揮がカルロス・クライバーで、元帥夫人がフェリシティ・ロット、オクタヴィアンがアンネ・ゾフィー・フォン・オッター、ゾフィーがバーバラ・ボニー。駆け出しの僕でも知っている人々ばかり。ウィーン国立歌劇場はこのオペラの総本山というにふさわしい。演奏も良い。クライバーの指揮は流れるようでありながら、締めるところはきっちりだし、メロディーのタメ具合が絶妙で、身震いするほどだ。バーバラ・ボニーのゾフィーも、澄み切った声で、特に第二幕のオクタヴィアンとの二重唱の部分、実にいい感じ。オッターも上手いし、なにより演技が最高。

2003年09月23日

突入せよ!あさま山荘事件(2002)

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「突入せよ!あさま山荘事件」を観る。借りていたDVDだったので、いい機会と思い観ることにする。雪の中のロケは大変だっただろう。軽妙な雰囲気とシリアスな雰囲気が重なって、観ていて不思議な気分になる。

2003年09月22日

ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ(1998)

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先日衛星第二で放送された「本当のジャクリーヌ・デュプレ」を録画していたのを観る。デュプレについての予備知識は数年前に雑誌で読んだきり。実際に映像を見てみると、ショッキングな部分もある。それにしてもバレンボイム(役)の若いこと。いまじゃ白髪なんだから、相当昔の話だ。途中から姉のヒラリーとジャクリーヌ双方の視点に分けて物語が展開するが、こういう方法は、考えて実行に移すとなると相当勇気がいるのだろうな、と思う。ストーリーは最初から最後まできちんと閉じられていて、すわりが良い。
(★★★☆☆)

2003年09月16日

デーヴ(1993)

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「デーヴ」を鑑賞する。この映画、実に質の良い娯楽に仕上がっている。大統領の身代わりとして雇われたデーブが、身代わりの域を超えて政治を取っていく。政治という言葉でくくられる理想と現実の双方を上手く描き出している。単なる身代わりでありながら、予算案を練り直して福祉予算を確保しようとするあたり、まさに「理想」の政治家。だがこんな政治家がどこを探しても居ないことぐらい誰でも知っている。だから、素人だからこそ出来る痛快な政治に溜飲が下る思いを抱くのだ。
個人的には、架空の大統領や架空の補佐官達と、実在の政治家や評論家たちのやり取りが面白かった。現実と物語の中間地帯が、この物語世界を大きく補強している。

監督アイヴァン・ライトマン
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演ケヴィン・クライン、シガニー・ウィーヴァー、フランク・ランジェラ、ケヴィン・ダン
(★★★★☆)

2003年09月06日

本日開館

我が家にもやっとADSLが導入され、サーバーも確保することが出来た、ということで、Museum:Shushiは本日より開館。道のりはとても長かった。

プロフィール
好きな作家 辻邦生 人生を変えられた、あるいは人生を変えるだろう。日本人離れした感性。そして理想へ向かう厳しい姿勢。
プルースト プルーストは読んで感嘆せずにはいられない。あまりに的確なメタファー。当たり前のことを文学的高みへと導けるのは天才であるしるし。
岡本かの子 硬質ですこし自嘲気味、諦念気味な文章が実にアクチュアル。
好きな作曲家昔ならマーラーと即答するところだが、今はいろいろな人が好き。この1年はプッチーニ。かつてはブラームス、ブルックナー。
指揮者カルロス・クライバー、セルジュ・チェリビダッケ、サイモン・ラトル。三人とも拍の取り方が絶妙。インテンポではなく、時によって「もたり」を実に上手く表現する指揮者達。
サックス奏者マイケル・ブレッカー
使用マシン Compaq Presario5240 / Thinkpad X30 2672-6DJ
使用OSWindows XP Professional SP2
楽器の担当アルト・サックス(セルマー・マーク7)
興味のあること和洋にかかわらず古い絵。
興味のあるスポーツボウリングにはふられた。
(2005.6.26現在)