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2006年02月22日

●ショスタコーヴィチ「交響曲第7番、8番」

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先日に続きショスタコーヴィチを、ロジェストヴェンスキー指揮、ソヴィエト文化省交響楽団の演奏で聴いてみる。今回は交響曲第7番と第8番のカップリングCDである。

交響曲第7番は、レニングラード攻防戦をテーマにかかれた交響曲で、有名な旋律は、20年ほど前に某栄養ドリンクのCMに使われたので、聴けば、ああ、これかあ、と思うはずである。ショスタコーヴィチはドイツ軍包囲下のレニングラードで交響曲を仕上げると、スコアはマイクロフィルム化されてアメリカに空輸された。この交響曲は闘うソヴィエトを支援するためのアメリカ国民へ向けたプロパガンダに使用されたのである。初演はあのトスカニーニなのだが、初録音はストコフスキーである。どちらが初演を振るかで、トスカニーニとストコフスキーがもめたそうなのだが、結局初演はトスカニーニ、初録音はストコフスキーということで折り合いをつけたらしい。

交響曲第8番はスターリングラード攻防戦をテーマにかかれた交響曲。第3楽章で現れるトランペットのフレーズが実に勇壮で美しい。ロシアの交響楽団だと、このトランペットのフレーズをヴィブラート画けまくりで吹くのが特徴である。

そういえば、高校入試の時、朝6時に起きたのだが、そのときの目覚まし音楽が、ショスタコーヴィチの交響曲第7番だったなあ、と思い出すこと暫し。

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