●リヒャルト・シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」
ふとテレビを回していたら、なんと聞き覚えのある「ナクソス島のアリアドネ」をNHK教育で放送していた。あとからわかったのだが、これは、2001年のザルツブルク音楽祭の映像のようだ。指揮はクリストフ・フォン・ドフォナーニ、演奏はウィーンフィル。演奏的にはまあよいとして、本当にシュトラウスは良い音楽を書くものだ、とつくづく思う。演出はなかなかおもしろくて、ナクソス島が70年代のドイツの酒場かカフェのような設定になっているドイツっぽいモダンなもの。ツェルビネッタ役のソプラノ(ナタリー・デッセイ?)のコロラトゥーラのできばえがすばらしかった。
あっちに住むとこういう演奏を毎晩聴けるのかぁ、と思うとため息が出ることしきり。