●ジュリーニ/ブルックナー「交響曲第8番」
昔、作曲家を目指している友達とメールで話をしたことがあるのだが、僕が同曲異演の恐ろしさを知ったのがこの一枚だった。ブルックナーの交響曲第8番といえば、重厚かつ長大な、戦艦大和みたいな交響曲なのだが、それをここまで謳い上げることのできるジュリーニをすごいと思ったものだった。特に第一楽章の半ばあたり。批評家はテンポが遅すぎるというのだが、そのテンポの遅さ自体が、この曲の重厚さをさらに印象づけるのだった。
それ以来、ジュリーニのブルックナーを聴くようになった。僕はチェリビダッケのブルックナーが一番好きなのだが、ジュリーニのブルックナーもそれに負けず劣らず大好きである。ブルックナーはラテン系の指揮者が振った方が良いんじゃないかな、なんて、思う時もある(チェリビダッケのルーツはルーマニア。ルーマニアといえばローマ帝国ダキア地方で、民族的にはラテン系)。
コメント
「ジュリーニの日」ご参加ありがとうございます。
ジュリーニとチェリビダッケ(ミュンヘン)のブルックナー・・甲乙つけ難いですね。
8番は両方愛聴盤です。
ルーマニアの方がラテン系というのは勉強になりました。
garjyu
Posted by: garjyu | 2006年05月16日 22:26
なんと、やはり、両方とも良いですよね。甲乙付けがたいという意見には大賛成です。
次はブルックナーの日ですかね?
Posted by: うえ | 2006年05月17日 22:37
うえさん、おはよう御座います。
次は、6月1日、『ストラヴィンスキーの日』となりました。
http://miwaplan.at.webry.info/200605/article_3.html
できましたら、またご協力いただけますか?
よろしくお願い致します。
garjyu
Posted by: garjyu | 2006年05月20日 09:31
garjyu様
了解しました。なんとなくあたりはついていますので、きき直しておきます(見直しておきます)。
××の日、おもしろいですね。これからも参加させてください。
Posted by: うえ | 2006年05月20日 12:10