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2006年04月01日

●議員年金廃止法

議員年金廃止法について、朝日新聞におもしろい論説が載っていたのだが、この法案って、実は骨抜き法案らしい。

内容はこのブログの記事七五白書 (かけ込み寺で) )に記載されていて参考になるのだが、在職十年以上の国会議員は、議員退職時に一時金として一千万円の給付を受け取るか、年額三百五十万円の年金を受け取るかを選択できるらしい。

こちらのページにも詳しく書いてある。

中曽根元首相は月額六十三万円受給できる。小泉首相が仮に現在引退すれば、月額四十八万円、菅直人であれば、在職二十三年で月額四十三万円、だそうである。

ちなみに、僕らのようなサラリーマンが入っている厚生年金の場合で、四十年加入であれば月額十七万円程度というから、その格差に驚くばかり。しかも年金改革の名の下に、受給額の保証なんて期待できないし…。

さらに、年金を廃止したのだから、退職金制度まで設けようという動きがあるらしいと聞くから、その老獪さには驚くばかり。

小泉改革という旗の下でこういう改革が着々と進んでいるのかと思うと、昨年の自民党の大勝がもたらしたものをもう一度精査しなければならないと思うのである。民主党もガタガタだし、全くこの国はどうなっていくのだろうか…。

世の中には美しいものもあふれているが、憂えることもあふれている。逃避せず両方見ていく努力が必要だなあ、と思った次第。

でも、逃げたくなるような話だなあ…、今回の話は。失望というか、絶望というか…。悲観的にならずにはいられないなあ…。

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