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2006年07月20日

●カイルベルト/シュトラウス「アラベラ」




最近、カイルベルト指揮の「アラベラ」を聴いている。正直あらすじも良くわかっていないのだが、僕のオペラを聴き始めるときの方法によれば、まずは楽曲になれること、という哲学があるので、何度も繰り返して聴いている。フィッシャー・ディスカウが出演しているのは聴いただけですぐわかる。彼の歌唱は、少しピッチをずらして歌唱を際立たせているし、力強さは誰にも追随を許さないから、すぐにわかるのである。ディスカウのオペラはクライバーの「トリスタンとイゾルデ」のクルベナール役やサヴァリッシュの「インテルメッツォ」で聴いたことがあるのだが、そのときと変わらぬ力強さ。やはりすごい歌手なのだな、と思うのである。

それにしても、第一幕終幕部Mein Elemer! das hat so einen sonderbaren Klangの美しさといったら!陶酔してしまうこと間違いないのである。あそこでホルンが吹かれた途端に、その美しさに卒倒してしまうほど。

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