●プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」全曲
1990年ボローニャでの録音。なぜこのCDを買ったかというと、ロドルフォがサバティーニだったから。彼のロドルフォは2005年にサントリーホールできいたのだが、偉く感心したのであった。何に感心したのかというと、絶妙なピッチコントロール、感情表現にである。
さて、この盤ではどうだったかというと、いやあ、若い。サバティーニの若さがはち切れ点ばかりに出ている気がする。まだ2005年に観たときのような円熟味はあまりみられない。
しかし、盤としての完成度は非常に高くて、サバティーニももちろん悪くはないし、ミミのダニエラ・デッシも上手いし、何より指揮のジャンルイジ・ジェルメッティのドライブの効いた指揮は、メリハリがあって良いのである。といわけで、この盤はおすすめである。
安いのも財布に優しい。うれしいことこの上ない。
