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2005年12月20日

●カール・ベーム/モーツァルト後期交響曲集

モーツァルトを聴かせるとイチゴが甘くなるとか甘くならないとか、頭が良くなるだのならないだの、そのたぐいのモーツァルト伝説は多々あるのだが、最近聴いている、ベーム指揮のモーツァルトの後期交響曲がたまらなく琴線に響いてくるのである。もちろんよく知られた、第40番や41番はもちろんのこと、35番、36番、38番、39番も心に染みいってくる。ほとんどBGM状態でIpodでかけっぱなしにしているのであるが、飽きることがない。

モーツァルトの魅力は短調にあるのだ、と僕は思っている。よく知られているように短調で書かれた交響曲は25番と40番の二つだけなのである。だが、良く耳を澄ませてみると、フレーズの展開を長調から短調へと移行させる瞬間があるのである。このときの感動と言ったら、本当に並大抵のものではないのである。

特に、僕は38番「プラハ」が好きなのである。第一楽章のプロローグはアダージョ。それが終わると失踪するようにアレグロのソナタ形式が姿を現す。霧の中からブルタヴァ河が姿を現したかのよう。すばらしい。

アマゾンでは画像は表示されないが、恐らく以下のリンク先が当該音源である。是非一聴されたい。古楽に犯される前の、ドイツ正統派のモーツァルトがいかなるものかを知ることができる(どはいっても、古楽を否定するわけではないのだが)。

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