●ケーゲル/ブルックナー交響曲第9番ニ短調
昨日に引き続きブルックナーを聴く。
ケーゲル1975年の録音なのだが、あらためて聞き直して見ると、これがあのブルックナーの9番なのか?と思うほど個性的な演奏である。実に激しい演奏なのである。9番といえば静かで美しいアダージョというイメージなのだが、ケーゲルの場合あふれ出る激情を正面からぶつけてくる。昨日のブロムシュテットを僕は「直情的」といったけれど、ケーゲルの場合は「激情的」と形容するべきだと思う。オーソドクスなブルックナーという意味ではおすすめできない。しかし同じ映画を別の配役で見る楽しみというものを感じることができる名演なのである。
CD番号だけを書くのも気が引ける。本来ならジャケットの写真を載せたいところだが、現在のところアマゾンでは取り扱いをしていないため、以下レーベル名とCD番号のみ掲載する。
ODE CLASSICS
ODCL1022