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2005年01月07日

●ベルリン・フィル ジルヴェスターコンサート

去る2004年12月31日のベルリンフィル・ジルヴェスターコンサートをビデオにとっていたので見たのだが、これは世紀の名演かも知れない。
オルフの「カルミナ・ブラーナ」をやっていたのだが、「カルミナ・ブラーナ」がこんな曲だとは知らなかった。スピードとスリリング、高揚と静寂。的確な音量調整。そして絶妙な休符の取り方。ティンパニーとドラムの連打、トランペットの輝くほど速いパッセージ。ラトルは素直に感興を音楽にぶつけることができるのである。
もっとも才能あるものは自明な素材を高い価値へ消化させることができる。ヴィトゲンシュタインやマルセル・プルースト、パット・メセニーがそうだと思うのだが、ラトルもその一員として加わることになるだろう。
cover
なお、こちらはCDとして近々発売される予定。だが、ラトルは映像付きがいいかもしれない。音だけではない彼の魅力というものもある。たとえば、ほとんど指揮棒や手を動かさない瞬間の緊張感を見るだけで、奇跡的な精神を感じる事ができるのである。

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