●マツケンサンバそして紅白あれこれ

紅白歌合戦とレコード大賞の視聴率を押し上げたというマツケンサンバ2。あまりに興味深いので、ビデオに撮った紅白を何度も見返すうちに、いろいろと面白いことに気づく。とりあえず列挙してみよう。
- 北島三郎や布施明、山本譲二は営業マインドがしっかりしているので、バックできちんと笑いながら踊っている。複雑な表情を浮かべるのは堀内孝雄のみ。
- マツケンの振り付けは少々微妙。平泳ぎのようなポーズは、暴れん坊将軍や武蔵坊弁慶を演じた二枚目俳優にはそぐわない。
- 小川直也はキメキメのところで何が起こっているのか分からない様子。さすがに、氣志團やゴスペラーズはきっちりキメに合わせて振りをあわせている(氣志團が一発で変換できたのに驚愕!さすがATOKである)。
- 審査員の日野原先生は茫然自失。荒川静恵もやはりあっけにとられている。業界人である女優の高島礼子さえ引き気味の様子
- それにしても葵の御紋が電飾されているなんて。世が世ならただじゃすみません(笑)
- しかし、曲的にはどこかサンバなのかよくわかりませんでした。あまりにサンバ色強くすると、一般受けしなくなるからだと思いますが。
- 松平健の歌は残念ながらあまり上手くない。とくに出だしの部分。結構ピッチがぶれている。でも、格好はいいからなんでも許せる。
- でも松平健も冒険だっただろうねー。ここまでやって売れなかったら役者生命に関わると思う。しかし杞憂むなしく大成功したわけだけど。才能ですね。
それにしても、氣志團には恐れ入る。彼らのパフォーマンスもまあ面白いのだが、きちんと番組に参加しているではないか。鳥羽一郎のバックでは大漁旗をふり、堀内孝雄のバックでは寸劇を演じる。マツケンサンバにもきちんと参加しているし。あれぐらい協力しているのをみると、すがすがしささえ感じる。そんな氣志團だから、彼らのパフォーンマンスのバックに和田アキ子も飛び入りで加わったのである。和田アキ子も本当に偉い。盛り上げ方を知っている。自分の物まねをしているダンサーの中に入って、見よう見まねで振り付けをみながら踊っているんだから。彼女の仕事意識に感心する。
もちろん、前川清のバックでコーラスを歌ったゴスペラーズも協力的だ。一瞬クールファイブが登場したのかとテレビに駆け寄ったぐらい(だが、ちょっと練習不足だけれど。まあいいか)。前川清もお返しに「僕がゴスペラーズに加わってロクスペラーズ」みたいな感じで盛り上げていたし(笑)。こういう協力関係はいいね。
アニマル浜口親子の掛け合いは、あれは台本まる読み。
「お父さん、気合いを入れて!」
「よしッ、わかった!」
みたいな。字面そのまま。でもそれがいいんだけど。
上手いなあ、と思ったのは島谷ひとみ。あの出だしのホーンセクションも良かったけれど、歌も結構上手い。ピッチは狂わないしスリリング。ダンスもきっちり揃っているしね。声質はちょっと苦しそうで、のどで歌っているのかも、とか思うけれど。それから、松浦あやも大したものだとおもう。あそこまで古典的なアイドル道に徹しているのは博物館ものである。歌もそんなに下手ではない。彼女のデュエットの相手と比べるとよく分かる。