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2004年12月28日

●会社も明日で終わり。

会社も明日で終わり。だが、年が明ければまた仕事。心の安らぐ日はいつ訪れるというのだろうか?
会社への行き帰りはリヒャルト・シュトラウスのオペラを聞く。「エレクトラ」と「ナクソス島のアリアドネ」。「エレクトラ」は、もちろん題材として厳しいわけだし、暗く陰鬱な場面が多いのだが、クリソテミスの歌うメロディの美しさが飛び抜けている。あるいは、オギストの死を知ったクリテムテストラが笑いながら去る場面の躍動感とか。「エレクトラ」は確かに難解で、作曲者や台本作家の意図を完全に理解するまでには至っていないのだけれど、それでも断片断片の旋律や和声の美しさを「味わう」ことだけでも、価値のあることに違いない。全体の理解にはほど遠いにしても、「複製芸術」の再帰的な鑑賞によって理解はスパイラル的に深まっていくはず。

インド洋湾岸の津波の惨禍はきわめて厳しいもの。朝日新聞によれば、犠牲者が7万人に達する恐れがあるという。中越地震の被害も大変なものだが、被害に遭った国々の経済状況は政情に鑑みると、復興への道のりや助かった人々こそこれからの生活の厳しさは想像に絶する。
古代中国では天災は為政者の徳の不足によるものだとされていたはず。今年の災害が、そうでないことを願うばかりであるが…。

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