●シラー「レーベン」
独旅行中にジャケ買いをする。Saturnという家電店にて。Electronic Beatという棚に置いてあった。試聴をして気に入ったので購入。ほとんどシンセサイザーの音を使っていて、生楽器の影すら見あたらない。音楽を聴こうとする欲望の中には、なんらかの欲求不満を解決するという目的があるわけだが、この冷たい空間系の音にどっぷりと浸かっていると、ありとあらゆる不浄のものが洗い流される気分。嫉妬心とか憎悪感とかね。iTuneで曲名をダウンロードするとEasy Listeningとジャンル分けされていたけれど、分かる気もする。これを「癒し」なんていう言葉で表したくはないけれど。
斬新な音楽ほど倦怠との闘いを強いられるわけだが、僕の中ではまだその闘いの火蓋は切って落とされているわけではない。
