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2004年12月22日

● ミュンヘン最後の昼

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ミュンヘン最後の昼食は、マリエンプラッツを下ったところにある地元色の強いレストラン。あいにく席は満席だったが、相席なら可能ということで、体格のいい男が座るテーブルに案内される。向こう正面が男。そして、こちら側に二人で座る。挨拶をして座るのだけれど、やはり相席というものには慣れない。三度目なのだが。もちろん、それは言葉が通じないから、という理由が70%を占めるのだけれど、それ以上に、相席という事態に慣れていないからということもある。一体東京で相席になるということがあるだろうか?おそらくそんなことは一つの店で一年に一度あるかないかの出来事に違いないのである。それでも、僕が小さい頃には何度かあったけれど、人間関係が希薄になったここ十数年においては、一度もあり得なかった事態。
それでも、彼(に代表されるミュンヘン市民)は相席を気にすることもない。僕がビールを飲み始めると「Prosit」といってくれるし、スープを飲み始めようとすると(それは、バイエルン料理のスープで、コンソメスープにコクのある黒パンがちぎって浮いているというもの)、ちゃんと「Bon Apetito」といってくれる。ウェイターがなかなか現れないという、彼と共通の悩みを持ったときも、目を合わせて、「困ったもんだね」みたいな、意思疎通をする感じで、少々うれしい。ちなみに、彼は鳥の丸焼きを一羽平らげてから、甘いクレープを一皿ぺろりと食べて、スポーツ新聞を悠々と読んで帰っていた。

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