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2004年12月11日

●辻邦生展(3)

辻邦生展最終日の今日、再び赴くことができた。やはり二度行くと、理解も深まるものである。
私は辻文学の特性の一つに「辻曲線」があると思っている(僭越ながら私が名づけたもの)。それは、プロットの持つポジティブな要素とネガティブな要素を時間軸に沿って曲線で描くというものなのだが、「春の戴冠」の創作ノートには、私が考えていた「辻曲線」が書かれていたのである。感慨ひとしおであったとともに、分析方法としては正しい方向であった、と思った次第である。

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