●新国立劇場「椿姫」
| 名称(和) | 椿姫 |
|---|---|
| 名称(欧) | La Traviata |
| 幕形式 | 3幕4場 |
| 作曲年 | 1853 |
| 台本 | 小デュマの「椿姫」をF・M・ピアーヴェが台本化 |
| 初演 | 1853ヴェネツィア |
このオペラは本当によくできている。第一幕でぎゅっと捕まれてしまう。「乾杯の歌」をあれだけ最初に配置するとは。バラエティ番組も面白いネタを最初にもってくるが、それと同じ。歌手も第一幕は大変。ヴィオレッタもアルフレードも第一幕で力の7割ぐらい使ってしまうのではないだろうか?第二幕のジェルモンとの二重奏もなかなか聞き所ではあると思ったけれど。だから、第三幕は気をつけないと、やるほうもきくほうも散漫になりがち。
ヴィオレッタのヴィクスボルキナは、ヴィオレッタ的雰囲気を十分創り出していたし、しっかり歌えていたと思う。安心して聞ける感じ。アルフレードの佐野さんはすごく上手かった。ピッチも安定していたし、高い音も出ていたと思う。ジェルモンのロバートソンもよかった。倍音の豊かな本当にいい声をしている。オーケストラに音がかき消されてしまうこともあったが、それはオケ側とのバランスの問題なのかもしれない。
やっぱり、何はともあれ歌手は声の質が命。ピッチコントロールなどよりも、最近は声質のほうが気になる。ロバートソンの声質を聞いてしまうと、ちょっとかなわないよなあ、と思ってしまうのだ。勿論、ロバートソンの巨躯内でボーズのウーファーよろしく反響増幅された結果なのだと思うけれど、それも才能のうち。
演出はオーソドクス。でも、こういうのがいいんだよなあ、と思う。刺激は少ないけれど。
| sq | 配役 | 種類 | 名前 |
|---|---|---|---|
| 1 | 指揮 | - | 若杉弘 |
| 2 | 演出 | - | ルーカ・ロンコーニ |
| 3 | 演奏 | - | 東京フィルハーモニー交響楽団 |
| 4 | ヴィオレッタ | ソプラノ | マリーナ・ヴィスクヴォルキナ |
| 5 | アルフレード | テノール | 佐野成宏 |
| 6 | ジェルモン | バリトン | クリストファー・ロバートソン |