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2004年05月25日

●辻邦生「祝典喜劇ポセイドン仮面祭」

あらすじ

王国統治下にあるある島。金鉱の出現により豊かになった島でくりひろげられる1年に一度のポセイドン仮面祭。浮かれ騒ぐ祭の日に恋に落ちた男女は結婚が許されるという。総督の娘ジジは今夜運命の相手と出会うと占われていた。一方島を影で支配する警察長官は、自らの権力基盤をより強固なものとするため策を巡らしていた。ジジとの婚約を総督に要求するのもその一環。警察長官との婚約が成立したことを知ったジジは島外へ逃亡しようとするが、そのとき抑圧された金鉱労働者達が蜂起する。謎の吟遊詩人、狂言回しとして登場する道化、ジジの乳母の娘ミナをまきこんだどんでん返しのドラマがくりひろげられる。

初演関連

さて、「祝典喜劇ポセイドン仮面祭」は1973年末に新潮社から刊行されており、古書店にて入手した初版本に劇団四季による初演時のパンフレットが挟まれていた。

当パンフレットによると、劇団四季による上演は1974年1月3日から25日まで、東京日比谷の第一生命ホールにて行われた。演出は浅利慶太で、音楽は武満徹である。観劇料はA席2000円、B席1500円だった。

以下タイトルに付された文言である。

幻の島にくりひろげられる華麗な仮面祭の夜の出来事。鬼才辻邦生が放つ、ロマンと詩情あふれる話題の喜劇大作

劇団四季パンフレットNo.82より

初演時の主な配役は以下の通り

総督の娘ジジ末次美沙緒
吟遊詩人滝田栄
ミナ久野秀子
道化日下武史
音楽

「祝典喜劇ポセイドン仮面祭」の音楽は武満徹が作曲しており、小学館の「武満徹全集」第5巻にて初CD化されるとのこと。刊行予定は2004年5月末。なお、当全集はCD付きながらも書籍として刊行される模様である(CDショップでは入手できないと言うことだと思われる)。

武満徹全集(小学館)
http://www.shogakukan.co.jp/takemitsu/index.html

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