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2004年05月24日

●嵩高紙

5月19日のNHKニュース10で、おもしろいニュースを見る。芥川賞受賞作(「蹴りたい背中」、「蛇にピアス」)や、ロングセラーヒットの「世界の中心で、愛をさけぶ」などのベストセラー本にはある共通点があるのだという。それは、用紙に「かさ高紙」という、通常の書籍用紙よりも厚めの紙を使っていると言うこと。同じページ数でも、従来の書籍よりも分厚く、軽くなるのだそうだ。読者は「あ、こんな分厚い本なのにあっという間に読めちゃったわ」という読後感を抱き、爽快感を持つのだそうだ。

調べてみると、かさ高紙自体は、何年も前から存在していて、たとえば以下のページに概要が書いてある。

王子製紙「OK News 03.8.1 第25号」
http://www.ojipaper-youshi.jp/oknews/news/2003_8_1_25.html

キャスターが「このベストセラー本にはある共通点があるんです」と話し始めたとたんに、あ、紙の厚さのことだろうな、と言うことに気づいてしまった。かさ高紙という言葉自体は知らなかったが、最近読む本はどれも紙が分厚いなあ、と思っていた。たとえば、最近読んだ「天使の記憶」や「ソーネチカ」もそうだと思う。たしかに、読む速度が早いような錯覚を感じてしまう。

売るための仕掛けとして、割り切ってしまえばいいのだろうけれど、買う側としては、なんだ魔法にかけられていたのか…、と気づかされてしまった感もある。なにか引っかかりを覚えてしまうニュースだった。

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