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2004年05月12日

●Puccini Discoveries / Chailly

cover

リッカルド・シャイーのPuccini DiscoveriesというCDを聴く。プッチーニ再発見とでもいおうか。

このCDにはオペラ以外のプッチーニの作品を中心に、珍しい曲がいくつか収められている。

ボエームのフレーズ集的なCorazzata Siciliaは楽しい。ボエームの愉快な旋律群の行進曲。これは、もうボエームの世界を離れているのだが、まるで、お気に入りの映画に登場する役者達が、別の映画に揃って出演しているような、そんな曲。ボエーム好きは是非聴いた方がいいと思う。


トゥーランドットのベリオ補筆版は、昨年だっただろうか、ゲルギエフの指揮でDVDが発売されている。このCDにもベリオ補筆版が収められいる。最初そうと気づかずにリュウの死の場面を聴いていて、ティムールの悲痛で厳しいアリアが終わると、あれ、なにか様子が変だぞ、ということになる。やはり響きがきわめて現代的になる。ところどころ断片的に聞き覚えのあるフレーズがでてくる。でも、どこでキスをしたのか気が付かないあいだに静かに終わってしまう。もちろん盛り上がりは見せる部分もあるのだが。世に出回っているのは、アルファーニ補筆版にさらに手が加わったものではあるのだが、あの激しさ、わかりやすさ、こそトゥーランドット、という先入観があるので、もう少し聴いてみないとほんとうの良さはわからないのかも知れない。トゥーランドットと思わなければ、ほんとうにかっこいい曲なのだが。史上最後の最後のグランドオペラにふさわしく、是非豪勢に終わってもいいのにな、とも思う。

指揮リッカルド・シャイー
管弦楽ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
475 320-2(輸入盤)

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