●マイケル・ブレッカークインデクテット
2004年2月12日に東京ブルーノートで行われたマイケル・ブレッカー・クインデクテットライブの模様が、5月7日夜にNHKで放映される。これはWide Anglesのユニットで来日したライブの模様。
Wide Anglesのナンバーがいくつか演奏され、やっぱり動くマイケルはいいなあ、音だけではなく映像があるといいなあ、と素朴に喜んでしまう。なかでもうれしかったのは、古いナンバーであるSyzygyとItsbynne Reelの15人編成が聞けたこと。特にItsbynne Reelのテンションは大したもの。Syzygyではこれまたおもしろいアレンジ。この曲は第1作「Michael Brecker」に入っているのだが、ピアノソロとギターソロの狭間で、マイケルがテナーとEWIを重ねてソロ(あるいはフレーズ?)を吹いている。この部分を今回のクインデクデットでは、マイケルのテナーにあわせる形でEWI部分をバックアンサンブルが担当している。そのサウンドが、テナー+EWIのサウンドにそっくり。フレンチホルン、イングリッシュホルン、バスクラリネット、弦楽四重奏、トランペット、トロンボーンが重なったサウンドがEWIのコード音そのものにきこえてくるのだ。先日も書いたが、Wied Anglesのユニットは、シンセサイザーがほんとうに出したかった音を生楽器で実現できる、というところにその真価の一つがあるのだと思うのだが、まさにそのことを今回も追認識した形だ。
ただし、収録された音はあまりよくはなく、残念ながらサックスの音に物足りなさを感じたり、全体のアンサンブルの音がきこえにくかった(もっとも、我が家のテレビの問題かもしれないが)。
