●ボラン フルートとジャズ・ピアノ・トリオのための組曲
ナクソスのラインナップの中から、ボラン「ボラン フルートとジャズ・ピアノ・トリオのための組曲」を聴いてみる。
これは、少し聴いてみたところではジャズなのだが、実はクラシックである。というのも、おそらくこの演奏にはインプロヴァイズは取り入れられていない。ジャズがジャズである理由は、インプロヴァイズなのであり、従って、この曲はジャズ風クラシックなのである。
曲調は作曲者がフランス人であるだけに、田舎の小道の日だまりや、青い草原のなかを流れる小川のせせらぎ、といった感じ。この曲もやはりセザンヌの絵のような暖かさを持っている。フランス人の血は争えない。
ジャズだと思って聴いてみたとしても、クラシックとして聴いてみたとしても、大事なのはリズムがそろっていることだ。
(★★★☆☆)
