●新国立劇場「サロメ」
新国立劇場「サロメ」を見に行く。
サロメ:エヴァ・ヨハンソン
ヘロデ:ハインツ・ツェドニク
ヨハナーン:アラン・タイタス
この三人の外国勢のすばらしさ。
確かに、ハインツ・ツェドニクは年のせいか力強さはないかもしれないけれど、すこしいやらしい感じの老人ぶりをうまいこと演じていた。ツェドニクは、ウィーンやミュンヘンでもこの役を演じている。そしてアラン・タイタスのヨハナーンの力強さ。聖者の精神の強さを表現してあまりある。そしてサロメも実に力強い。娘というよりも、一個の巨大な人格。
声量というものは、それだけでは評価に値しないのだが、しかしそれがないことには評価の俎上にもあがらない。
これはおそらくレベルの高い舞台なのではなかろうか。確かにオーケストラが揺れることもあったけれど、それはそれ。
しかし、この一週間サロメを聞いてばかりいたのだけれど、さすがに疲れた。この濃厚で緊張感の高い音楽は、疲れた体には相当応える。
(★★★★☆)