●MON-ZEN(1999)
ドイツ映画「Monzen」を観る。
女房に逃げられたウヴェと、禅にハマっているグスタフの兄弟が、石川県の名刹、総持寺にて禅修行するまでのドタバタ劇。新宿で夜遊びするうちに、道に迷い、所持金がなくなっていく様は観ていて怖いぐらいに面白い。バーでぼられて(一体、グラス3杯で600ドルとは…。怖い怖い)、タクシーでホテルに帰ろうとも、どうやら新橋くんだりまでつれてこられてしまって…。一銭もなくした二人は墓場でダンボールにくるまって眠る。伊勢丹でテント(!)万引きし、回転寿司で食い逃げ…。新宿駅で歌を歌って稼いで、やっとドイツ人の女の子と知り合うことができて一件落着。ここまでのドタバタぶりがすさまじい。よくもまあ外国でここまで、という感じ。これは極めて上質(?)なるアドベンチャー映画といっても過言ではない。
もちろん、参禅シーンも興味深い。禅の修業における、掃除の意味、とか。掃き清めることで己が浄化される、云々。
個人的には、かつて言ったことのある、新宿「ホフブロイ」(ミュンヘンの有名ビアホールの日本支店)が出てきたこと。今はもうなくなってしまったけれど、あそこの、あらゆる意味での「ドイツっぽさ」というものに感銘を受けたものだ。
(★★★☆☆)