●アバド マーラー交響曲第2番「復活」
先週の日曜日に録画しておいた、アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団(>=ベルリンフィル)のマーラー復活観る。別の番組録画のため第5楽章の半ばまでしかまだ見ていないのだが、これは良い。この曲の妖しい魅力を豊かに表現している。
本当に不思議な曲だ。たくさんの要素が入り混じっているのだ。あるときはユダヤ音楽が聞こえるし、あるときはハリウッド音楽が聞こえる。あるいは、バロックの金管アンサンブルが聞こえたり、あるいは森の中の小鳥の声が聞こえたり。本当に多面的な音楽だ。
パユ、ザビーネ・マイヤー、ヴォルフラム・クリスト、などなどお馴染みのメンツが顔を揃えていて、そちらを観るのも楽しい。そして、アバドの姿。こんなにも長大な曲なのに暗譜で指揮をしている。ガンにかかっていたそうで、痩せたおじいさんになってしまった感もあるのだけれど、音量や速度を細かくコントロールして、聞き手をペースに引き込んでしまう力強さを持っている。そして、その痩せた姿が、マーラーのカリカチュアそっくりなのには驚いた。まだまだ元気そうで安心した次第。
