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2003年10月04日

●世界美術館紀行「オスロ国立美術館」

NHK教育で放送している「世界美術館紀行」は、世界の美術館にまつわるお話を25分でコンパクトに教えてくれる。今夜はオスロ国立美術館。ムンクが特集されていた。オスロ国立美術館には旅行で実際に行ったことがあり、懐かしい気分になる。当時もやはりムンクの作品群を多く見ることができた。ムンクの絵は「叫び」が有名で、前衛的かつ日写実的な絵が多いのかと思っていた。ところが意外にも写実的な絵が多かったりするのだ。だが、その中にもなにか独特の暗い影に様なものを感じたのを覚えている。
 番組ではムンクの絵に取り上げられている月をキーワードに番組は構成されていたが、北欧の明るく暗い雰囲気を思い出して、懐かしい気持ちになる。オスロの街は9時になってもまだ日は高い。ほとんど別の星にいったかのような気持ちになったものだ。
 オスロ国立美術館にはムンク以外にもすばらしい絵が山ほどあった。ルーブルも確かにすばらしいのだが、ノルウェーの画家の作品を集めているだけあって、なんとも同じ調性で統一された一連の組曲のようなのだ。どれもが夏の長い一日のやわらかい太陽の光を描く作品が多かった気もする。南国の情熱的な夏ではなく、北国のつつましくも慈愛に満ちた夏。オスロ国立美術館の思い出は、ぼくにとって忘れられない夢のひとつだ。

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